会長挨拶
第75回日本医学放射線学会総会
会長
北海道大学大学院
医学研究科
病態情報学講座
核医学分野
教授
玉木 長良 第75回日本医学放射線学会総会を開催するにあたって、一言ご挨拶申し上げます。
本学会も3四半世紀の節目を迎えるにあたって、これからの放射線医学の発展を占う会になるように企画しました。総会の主題は”Instructive, Innovative, and Integrative Radiology”(まなび、のばし、つなげる放射線医学)としました。これからの放射線医学の発展には、次世代を支える次世代の人材育成と、新しい技術革新が大きな鍵を握ります。また技術学会、物理学会をはじめ、さまざまな形で理工系や生命科学系との連携を取り、多くの臨床の場で活用されるような橋渡しが必要となります。その意味でintegrationが、これからの放射線医学の発展の鍵を握ると考えます。
本学会では、日本医学放射線学会、日本放射線技術学会、および日本医学物理学会との合同企画として、次の25年の放射線医学の進歩を見据えて、と題した合同シンポジウムを企画し、次世代を担う若手の先生方を中心に今後の発展に向けた自由な意見交換をお願いする予定です。
これまでの学会の方針に従って学会の国際化に力を入れ、発表スライドなどは原則英語とします。これにより海外からの参加を容易にして、学会の国際化を目指します。また海外で活躍しておられる日本の放射線科医にも参加をお願いしています。欧米での臨床・研究活動はもちろん、留学体験や、欧米での放射線医学の現状など、種々の経験談を話していただく予定でいます。
多くの方々のご参加を心からお願いします。